島津ダイアグノスティクス株式会社新卒採用情報

ライサス

“国産初”の自動検査装置をつくろう!

「ライサス」開発のきっかけは、1990年代後半に、抗生物質が効かないMRSAなどの耐性菌が登場したことでした。医療現場から「耐性菌の種類と、その耐性菌に効く薬を一刻も早く決定したい」という声が続々と聞こえてきたからです。また当時は、検査の自動化が進んでいたものの、装置のほとんどは外国製でした。「お客様の願いを叶える“国産初”の装置をつくろう!」 こうして「ライサス」の開発プロジェクトはスタートしました。

ライサス初号機

耐性菌に効く抗菌薬をいち早く測定する
国産初の自動装置として誕生

感染症が疑われる患者の尿や血液などから微生物が検出された場合に、何の菌によるものなのかを調べる「菌種同定」検査、その菌による感染症を治療するためにどの抗菌薬が効くのかを調べる「薬剤感受性」検査が全自動でできる装置です。

ライサスとは...

Rapid Analyzer Identification Susceptibility より「RAISUS」と名付けています。

開発経験を通じて得たものは自信と、
モノ+コトを提供するというスタイルですね

装置を独自開発した経験がなかった当社にとって、ゼロからのスタートは高いハードルでした。
しかも開発期間は2年という短さ!微生物の性状や抗菌薬の性質、国内外の基準などを基本から学びなおし、開発メンバー全員が知恵を出し合って、次から次へと生まれる難局に挑みました。「ライサス」の開発を通じて得たものは、技術者としてのレベルアップと自信ですね。また、微生物や感染症に関わる有識者とのパイプが徐々に形成されていったことも財産となりました。
「ライサス」のビジネスでは、試薬、装置、データベース、メンテナンス、学術情報などもお客様に提供しなければなりません。当社が、モノ(製品)だけでなく、コト(サービス)を提供するようになったのも、これが出発点です。

K.I

診断薬営業部
アプリケーションチーム
マネージャー

開発メンバーが目的を共有し続けたことが
成果に結びつきました

「ライサス」を狙いどおりの性能で、遅れることなく完成できた秘訣は、密なコミュニケーションにあったと思います。各人が最善を尽くすだけでは目標は達成できません。開発には多くのメンバーが関わっていたので、メンバー間・開発チーム間・部署間で認識にブレがあれば軌道修正し、常に目標を共有していましたね。
実はプロジェクトには「21世紀(2001年)に上市する」という合言葉がありました。私の担当は、装置のウリでもある「迅速同定システム」の開発でしたが、菌を判定するだけでなく、どの薬が効くのかまでを全自動で導き出すという「ライサス」の最終目標は未知の世界。課題は山積みでしたが、全員で目標共有できていたから前に進めたと思っています。

R.E

海外営業部
営業チーム
マネージャー

ライサスエニー

お客様からのご意見を取り入れ、
「ライサス初号機」のマイナーチェンジ機として発売

ライサス S4

サイズ、メンテナンス性、操作性を向上
リアルタイムで経過も分かるフルモデルチェンジ機

「Susceptibility」「Smart」「Simple」「Support」の4つのSを実現した最新機種。小型卓上タイプ、タッチパネル、LED光源の採用でSmart、Simple、Supportを実現し、リアルタイムに菌の発育状態をグラフ化することでSusceptibilityを実現しました。

「ライサスS4」の開発を通じて
先輩社員の知恵や工夫も深く知ることができました

「ライサス」も「ライサスエニー」も、欲しい結果がすばやく全自動で得られるため、お客様の評判は上々でした。しかし、それで満足しないのが島津ダイアグノスティクスらしさ!より測定精度を高めたいという想いもありましたし、お客様の意見を直接聞いて改善に挑みたいとも考えていました。実際に聞いてみるとやはり課題は見つかりました。サイズ、メンテナンス性、操作性です。フルモデルチェンジした「ライサスS4」は、これらを改善し、時間短縮や試験経過がリアルタイムで分かるプラスαも加えた自信作です。今回のフルモデルチェンジでは、「ライサス」と「ライサスエニー」について、また先輩方の知恵と工夫について深く知ることができました。

K.T

技術部
製品カスタマイズチーム
チームリーダー

お客様のご意見と開発者の情熱が次世代の「ライサス」を生み出していく

※役職・所属は取材当時のものです。

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