克己復礼とは…自身の良心、理性に従って様々な欲や私心を省き、社会の規範や礼儀にかなった行いをする。精神全体の調和へと復り、規範や礼儀にかなった行いを志す。
当社は1935年(昭和10年)に株式会社日産水産研究所として創業し、漁業や水産資源の高度活用など、多岐にわたる研究に取り組んでおりました。日本はかつて捕鯨大国でしたが、創業当時は鯨の肝臓から増血栄養剤を生産したり、動物胆汁から胃腸薬などの製造および販売をしておりました。そして現在では、医療機関などの臨床検査において多様なニーズに応える臨床診断薬、企業や研究機関などで使用される産業検査薬、再生医療、細胞治療の分野で使用される培地、試薬等を提供するCC(Cell Culture)事業の各事業領域が柱になっております。
昨今の当社を取り巻く環境は、新たな技術開発や提携によりグローバル化が促進し日進月歩で変貌を遂げており、あらゆる局面でスピードが求められています。当社では、経営方針として、「オープンイノベーションの中で新たなビジネスを生み出す」「オンラインでグローバルにサービスや規格を提供していく」を掲げております。お客様の求める製品・品質・サービスを基軸に、既存事業の育成と新規事業推進による新たな価値の創出を目指しております。各事業領域それぞれの成長領域へ集中的に経営資源を配分するとともに、より迅速に高品質な製品やサービスをご提供することで、お客様の期待にお応えしていく所存にございます。
当社はこれからも社会的規範、企業倫理、法令を遵守し、常に皆様に信頼されることを目指します。また、事業の持続的成長を通じて社会に貢献できるよう努力してまいりますので、一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
当社グループは「オープンイノベーションの中で新たなビジネスを生み出す」「オンラインでグローバルにサービスや規格を提供していく」ことを経営の基本姿勢としており、臨床診断薬、産業検査薬、CC(Cell Culture)事業の各事業を通じて社会的に信頼され、かつ必要とされる企業であり続けることが当社発展の条件であると考えております。当社は、得意とする事業分野に経営資源を集中し、研究・開発、生産、販売各部門の独自の先端技術力を極めた事業基盤のもとに、企業のブランド力を高め、企業価値の最大化および活力ある企業風土を確立してまいります。
当社は、顧客に支持され、社会から信頼されることによって、事業を営み続けることができると考えています。このことを常に心に留め、遵法誠実を旨とすることを誇りとしています。